柳澤研のキーワード

ERα/β
 エストロゲン受容体αおよびエストロゲン受容体β。


genomic pathway
 核内受容体が遺伝子のプロモーター領域に直接結合することで転写に作用する経路のこと。


non-genomic pathway
 核内受容体が他の転写因子に結合したり、ほかのカスケードを活性化したりすることなどによって、DNA配列への直接結合を介さずに転写に作用する経路のこと。

   
p53
 p53は癌の抑制に必須の役割を果たす因子であり、癌の50%以上にp53遺伝子の変異が確認されている。細胞が正常の状態では、p53タンパク質にHDM2が結合することでp53がユビキチン化し、26Sプロテアソームで分解されていき、p53は不活性な状態となる。しかし、p53はDNA損傷等により核小体の崩壊がおこると、p53のアセチル化酵素であるp300などの働きが促進され、HDM2によるユビキチン化が減少し、分解がされなくなっていくため、p53が蓄積していき活性化状態となる。活性化したp53は転写因子として働いて、G1期における細胞周期の停止やアポトーシス、また、DNAの修復を誘導していく。この機構は、細胞が外部からのストレス等によってもたらされたDNA等の損傷を残したまま増殖・成長していくことで癌化してしまうのを防ぐのに非常に重要な機構の一つであり、この作用のことからp53は「ゲノムの守護者」と呼ばれることもある。


PP2A
 プロテインホスファターゼ2A。細胞内の総タンパク質の1%以上を占める、代表的なSer/Thrホスファターゼ。


SMC
 Structural Maintenance of Chromosomes。


アポトーシス
 管理・調整されて起きる、プログラムされた細胞死のこと。組織の損傷により起こる細胞の壊死(ネクローシス)と区別される。


アンタゴニスト
 核内受容体に結合する事で受容体の働きを抑えるリガンドのこと。反対に、核内受容体に結合する事で受容体の働きを活性化させるリガンドをアゴニストという。


核小体
 真核生物の細胞核内に存在する細胞内小器官。rRNA転写やリボソーム形成などが行われる。


浸潤
 癌細胞などが組織内で増殖し、広まっていくこと。遊走異なり、細胞外基質などがあっても移動すること。 


ゼブラフィッシュ
 脊椎動物で見られる生命現象を研究するためのモデル生物。遺伝子導入、トランスジェニックフィッシュの作製を容易に行うことができる。
(Wikipediaより)
   

超らせん
 DNAは通常も二重らせん構造を形成しているが、DNAがさらにらせん状の配置をとって形成したらせんのことを超らせん(superherix)という。超らせんの方向により、正の超らせんと負の超らせんがある。 
(生物学用語Weblio辞書より)


遊走
 癌細胞などが移動すること。


ユビキチンリガーゼ
 タンパク質に分解の目安であるユビキチンを、基質タンパク質に付加する酵素。


リガンド
 核内受容体に結合する物質のこと。リガンドが結合する事により、受容体の活性を亢進させたり、抑制させる



エネルギー代謝
 生体が正常に生きていくためには、細胞機能が正常に維持される必要があります。その維持には細胞内のエネルギーレベルの恒常性が保たれることが必須であり、恒常性が保たれるということはエネルギーの生産と消費のバランスが成り立つということです。
  エネルギー生産は、糖質・脂質・タンパク質などの栄養素から解糖系・TCAサイクル・電子伝達系を経てATPを生産することを示します。また、エネルギー 消費はATPをエネルギー通貨として行われる様々な細胞機能を指します。このエネルギーの生産と消費の両方をまとめてエネルギー代謝と呼びます。


 
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